出典: ChinaAid
日付: 2018年6月5日
ChinaAidは、中国北西部新疆ウイグル自治区に住む少数民族向け「政治訓練所」で残虐的な行為が行われていると報じています。訓練所の一つに、1年間収容され、最近釈放されたばかりのカザフ族のあるイスラム教徒は、収容所のことは他言してはならないという誓約書に署名しなければならなかったため、自身の命を危険にさらしながらも収容所での恐ろしい日々について、明かしてくれました。
囚人のほとんどは、その逮捕理由を知らされず、1日に3つの蒸し饅頭しか与えらません。新鮮な空気を吸うことができず、毎晩2時間しか眠ることができないため、多くが病気になったり、自殺を図ったりします。
情報提供者は、政府が囚人を1人釈放する際にはその家族の1人を人質として取り、釈放された囚人が強制収容所について外部に洩らせば、人質となった家族が拷問により殺害されると言います。
テロとの闘いを口実に、中国政府は「政治訓練所」を使用して、カザフ族など、イスラム教徒が大半を占める少数民族を全面的に弾圧しています。