国慶節に備えて戦時下の態勢を取る中国政府
中華人民共和国の建国70周年を迎えるにあたり、中国全土の当局はあらゆる手段を講じて反対派を抑え込もうとしている。
終わらない仏教遺産の排除: 中国北部の2つの歴史ある寺院が滅亡の危機
1,500年近くの歴史を持つ2つの寺院のうち、1つは取り壊され、もう1つは共産主義のプロパガンダ施設に転用され、アーチ型の記念碑の門の上にあった仏教の象徴は中国の紅い国章に置き換えられた。
中国共産党 仏教の伝播を恐れ浄空法師の教えを禁止
92歳の浄空法師は、古くから中国と東アジアに特に広まっている浄土宗、大乗仏教の高僧であり、各所から尊敬を集めている。道徳教育と賢者の教えのDVDを無料で全世界に配布し、誰でも自由に複製できるようにした。しかし現在は、浄空法師に関わるものを当局がすべて「違法」あるいは「虚偽の訴え、異端の教え」とみなし、全国で禁止、粉砕している。
中国、思想統制を強化 学生向けの教科書から「聖書」と「神」が消える
「欧米の侵入」を防ぎ、学校から宗教を排除するため、中国共産党は海外の名作文学の教科書の内容を変更している。共産党の全体主義の支配下では、教科書の改訂は宗教の分野に制限されているわけではない。中国共産党の思想に反する表現が検閲を逃れることができる可能性は低い。人民教育出版社が出版した新編学生辞典の漢字「自」の項目では、「自由」が削除された。
生徒たちに「習思想」を強制的に学ばせ、習近平の新しい紅小兵の育成
2019年3月18日、北京で思想及び政治理論の教師のためのシンポジウムが行われ、習近平主席は中国共産党 の指導者を支える才能ある世代の育成の必要性を強調し、まずは学校と子供たちから着手しなければならないと話した。「共産主義思想の遺伝子」を複数世代にわたって伝えていくため、現在「習思想」の学習が小中高等学校および大学で義務付けられている。
自分の血液を売る、自殺 ー 貧困者を危機に追いやる強制的な貧困緩和策
習近平国家主席が打ち出した2020年までの包括的な貧困緩和目標を達成するべく、中国各地の当局は貧困にあえぐ人々から住居を奪い、借金を負わせている。それを原因で自殺した年寄りはいます。
仏教に対する取り締まりがエスカレート 海の仏教王国・菩提島が対象
中国当局は、仏教の関連施設および象徴への取り締まりを強化している。保護されている歴史遺産や文化遺産も例外ではない。
「反ハラール」キャンペーンの影響を受ける事業が増加
相当数の回族イスラム教徒の人口を擁する中国の地方において、イスラム教関連のシンボルが撤去または隠蔽され続けている。
「治安維持」の方策が大学の言論の自由を奪う
中国では当局による反対派および言論の自由を取り締まる取り組みが行われており、大学の教授らが、コメントが原因で懲戒処分を受け、学生に対する管理が強化されている。
宗教関連施設の監視に使われる先端技術
当局は衛星測位システム、空中ドローンをはじめとする先端技術ツールを使い、信者の監視を行っている。
中国が教育機関で共産主義の拡散を続ける
習近平国家主席は、学校を次の「紅世代」のための訓練基地として、未来の社会主義者を生み出す場所に変えると決断した。
大型の仏像を破壊することで「仏を根絶する」中国共産党
中国共産党が国の宗教的な象徴を撤去するキャンペーンを強化する中、中国の仏像は一体、また一体と解体されていっている。
