治療前に信仰を明かすように迫る中国の病院
中国共産党は医療従事者に対し、データベースに患者の信教の情報を登録することを求めている。国民の生活のあらゆる面を管理するために利用するためだ。中国東部、山東省で生死の境を彷徨っていたある妊婦は、手術前に宗教信仰に関する質問を二度受けた。看護師は、政府から信仰の状況を含む患者の情報をカルテに記録することが義務づけられており、信教に関する質問は必須だと答えた。
休日に子どもたちを宗教に近寄らせない国家
中国の小中学校の生徒には6月から8月にかけて夏休みがあるが、子ども向けの宗教関連の夏季キャンプをはじめとする活動が次々と圧力を受けている。7月15日、中国南部、広東省仏山市にある三自教会集会所が企画した夏季キャンプを警察が強制捜査した。そして、牧師と6人のスタッフを逮捕した。彼らは後日釈放された。
信仰か教育か 中国共産党が大学生信者に最後通告
ひそかに嗅ぎまわられた上、退学や迫害をちらつかせて脅されるなど喧嘩腰の対応を受ける中、宗教を信じる学生と教員は信仰を守るべく闘っている。
逮捕覚悟で信仰を貫く浙江省台州市の家庭教会の信者
現地の政府は2019年の後半に新たな弾圧を計画しており、非公認のプロテスタント系教会は取り締まりに対する準備を進めている。2ヶ月で10堂以上の家庭教会が閉鎖された。
賃貸物件のスマートロックが信者を監視
顔認証や電話およびIDによるドアロックが、徹底した監視システムに新たに加わり、「治安維持」を促進している。
家庭教会へのやまない弾圧
浙江省と福建省にあるプロテスタント教会が違法な建築物と見なされる、あるいは、政府が土地を必要とするという理由で、取り壊しや閉鎖に追い込まれている。
宗教弾圧を誓う中国共産党の党員
中国全土で、県級、郷（鎮）級、村級の政府職員は全て、信仰を持つ市民への弾圧に過失があった場合、自ら責任を取ることを誓う「宗教事務責任の宣誓書」への署名を強要されている。
