中国共産党が民間信仰の風習を非合法化
中国では、良いことが起こってほしいと期待して献金や捧げ物をしたり、祈ったりした場合、当局による「封建的な迷信の排除」の取り組みの一環として処罰される。無神論主義の中国共産党にとって、宗教は「封建的な迷信」の遺物でしかない。古来からの民間風習も例外ではない。
墓地や景勝地における仏像の破壊が増加 解体を避けるために、観音像の頭部は蓮の花の形に変わった
仏像の廃絶を目指す中国共産党の全国キャンペーンの拡大が止まらない。墓地も例外ではない。
1000年の歴史を持つ寺院が展示場に転用 政府による文化財の略奪と破壊
中国政府は、仏教と道教の参拝の場の占領をやめない。文物保護単位に指定された寺院は書道及び文化センターに転用され、信者は分散、宗教は「共産主義的」な文化活動へと姿を変えた。
中国共産党、宗教迫害の情報漏洩を防ぐため全国的な捜査を開始
共産党の不正行為が一切表ざたにならないよう、当局は情報を暴露する内部告発者の追跡に乗り出している。逮捕者は厳しい処罰を受ける可能性がある。Bitter Winterは情報漏洩防止を目的とした全体捜査に関する文書を入手することができた。
中国政府が無法者を雇い、不動産管理人に信者を監視させる
中国共産党は、中国全域に幅広くスパイを送り込み、あらゆる宗教の信者を監視させている。どこに監視の目が隠れているのか分からない状態だ。近所の住民、同僚、さらには家族、あるいは仲間の信者に監視されている可能性がある。
チベット仏教の弾圧 逮捕されるラマ、取り壊される寺院
残虐なやり方でチベットの自治を終焉させ、チベット蜂起60周年を迎えた今年、チベット仏教の取り締まりに総力が注がれている。山西省の2寺院も取り締まりの対象になった。当局は一方を完全に支配下に置き、もう一方をがれきの山に変えてラマを逮捕した。
山西省にて100人を超える家庭教会信者に逮捕をちらつかせ信仰放棄を迫る
6月16日の朝、中国北部、山西省太原市の礼拝所が「公序良俗に反する」として強制的に閉鎖され、会衆は連行され、尋問を受けた。
海外とのつながりを疑われた山西省の家庭教会が閉鎖に追い込まれる
海外の宗教団体とのつながりは、三自教会への参加を拒む教会を排除するために中国共産党が多用する口実の一つである。
タバコとアルコールを摂取しないために逮捕されたムスリムの男性
山西省に住むウイグル族の女性が悲惨な体験談を語った。新疆以外の地域に住むウイグル族は新疆に送られ、敬けんなムスリムだと判断されると逮捕されるようだ。
新疆の外でもウイグル人が見張られている
新疆は全域が中国政府の厳しい監視下にある。中国共産党の管理は外へ向かって広がり続けている。
