出典: 中国からの直接の報道
日付: 2018年6月30日
ここ数ヶ月で、中国当局は河南省鞏義市の多くの仏教寺院を閉鎖しています。
2018年3月末、宗教事務局と統一戦線労務部は、1000年以上の歴史をもつ夾津口鎮の罗汉(ルオハン)寺を「無許可寺」として強制的に閉鎖しました。この寺は1600年以上前、東晋王朝時代に建立されたもので、2009年、丁沟(ディンゴウ)村の住民は寺の本堂を修復するために400万元の寄付を募りました。修復作業は2011年7月に完了し、以来、他の鎮や村から線香をあげるため、多くの仏教徒が参拝に訪れていました。寺が閉鎖された後、2、3人の僧が寺を守るために残るのみで、かつての活気は失われています。
4月21日、鞏義市宗務局は、河洛鎮の蔡沟(カイゴウ)村にある金頂寺と祖師寺も「無許可」として閉鎖されました。両寺とも、現在施錠されており、入り口には「非宗教的場所での活動を禁じる」という公告が貼られています。
地元の人々は寺が閉鎖され、深い悲しみを感じています。1人の村民は「宗教的な場所の閉鎖キャンペーンが実施されており、最終決定権は政府にあります。そのため、これらの寺は閉鎖されたのです」と言いました。
4月23日午後5時、米河鎮政府は鉄山村の聖母廟の閉鎖を命じました。当局からの圧力を受け、廟の責任者であった王奇(ワン・キ)さんはしかたなく寺を閉鎖し、この地域から逃亡したため、4月24日に計画されていた3日間の宗教行事は中止となりました。5月9日、鉄山村書紀の王強(ワン・キアン)(45歳)は寺の入口に飾られていた2対の飾りを引き剥がしました。