出典: 欧州保守革命同盟(Alliance of Conservative and Reformists in Europe)
日付: 2018年6月30日
欧州議会、および複数の非営利団体と国際機関のメンバーは、欧州で3番目に大きい政治団体である欧州保守革命同盟(Alliance of Conservative and Reformists in Europe)が、6月28日にブリュッセルのソルベー図書館(Solvay Library)で開催した第1回信仰と自由に関するサミット(Faith and Freedom Summit)に大きな関心を寄せました。会場は、欧州議会、信教の自由に関する国際擁護団体、専門家、米国とカナダの政府高官で満員になりました。
Bitter Winterの副編集長であるロシータ・ショリーテ(Rosita Šorytė)は、中国で深刻な弾圧を受けているキリスト教系新興宗教団体、全能神教会の信者について特に触れながら、欧州における宗教難民申請者の状況について講演しました。このサミットのテーマは「伝道内容の実践」で、ヨーロッパは国際的な信教の自由を擁護していますが、ヨーロッパ域内でさえ信教の完全な自由を確保できていません。International Observatory of Religious Liberty of Refugees(ORLIR)の代表も務めるショリーテは、全能神教会に関する情報が不十分であることと、ショリーテが言うところの「国際協定の誤った解釈」により、複数のヨーロッパ諸国がこの教会の信者を難民として受け入れることに前向きではないことを指摘しました。ショリーテは、人権団体、学者、弁護士の働きにより、イタリアをはじめとする諸国の最近の決定でも明らかな通り、状況は改善しつつあると付け加えました。