観光名所である四川省凌雲山から芸術の価値の高い仏像が消える
中国南西部、四川省南充市に位置する凌雲山は国家4A級の景勝地で、仏教と道教の巡礼地でもある。屋外のいたるところに数千の宗教関連像や岩壁の彫像が見られる。しかし最近、宗教撲滅運動の一環として、中国共産党は芸術的価値の高いこれらの宗教的シンボルをすべて覆い隠した。そのために少なくとも800万人民元(約1.2億円)を費やしたと報じられている。
回族のイスラム文化は破壊されつつあるのか 河南省と寧夏回族自治区でイスラム教の粛清が進む
モスクは厳格な監視体制下に置かれ、イスラム教の象徴は撤去されている。また、イマームによる説教は規制され、公共の場でのアラビア文字の利用は禁止されている。中国中央部の河南省、そして、北西部の寧夏回族自治区に住む回族のムスリムは大きな打撃を受けている。
「美しい農村」の建設のために、住民の生活を破壊
中国全国で「美しい農村を構築する」キャンペーンが行われた結果、土地の収用、地所の解体だけでなく、人まで死んでいる。一般の人々が「人々のための」政策の犠牲になる。
「政治的に適切」でも弾圧される仏教寺院
河北省唐山市轄の銭営鎮に建つ拿馬寺は、2014年9月以来、中国の革命の殉死者を記念する行事を毎年行い、幅広いメディアの関心を集めてきた。過去5年間は『唐山晩報』や河北テレビ、その他の国営メディアで繰り返し取り上げられ、「党を支持し、国を愛する」模範例とみなされてきた。現在、この寺院も迫害や弾圧を受けているのだ。
武漢市の国際スポーツイベントを前に仏教徒を弾圧
2019年10月にミリタリーワールドゲームズ夏季大会を控えた湖北省省都の武漢市当局は、地域内の全寺院を閉鎖するよう命じた。宗教活動の許可証を保持している礼拝所も例外ではなかった。当局は、仏像をすべて撤去し、寺院を白く塗りつぶし、僧と尼僧を追放することを決めた。
仏像が中国の神話伝説の嫦娥に差し替えられる
中国共産党は屋外に立つ仏教と道教に関する像の解体や改造を進め、取り締まりを強化している。宗教のシンボルがどれほど小さくても撤去しなければならない。
墓地や景勝地における仏像の破壊が増加 解体を避けるために、観音像の頭部は蓮の花の形に変わった
仏像の廃絶を目指す中国共産党の全国キャンペーンの拡大が止まらない。墓地も例外ではない。
仏教と道教の寺院が娯楽施設に強制的に転用 麻雀台と菩薩像が同じ部屋で「共存」
中国全土で中国共産党は寺院を文化ホール、政府の事務所、そして、高齢者の活動センターに改装している。これは宗教を信仰する住民に対する 中国共産党 による狡猾な弾圧の一環である。Bitter Winterはこのプロジェクトが活発に今も行われていることを掴んでいる。
1000年の歴史を持つ寺院が展示場に転用 政府による文化財の略奪と破壊
中国政府は、仏教と道教の参拝の場の占領をやめない。文物保護単位に指定された寺院は書道及び文化センターに転用され、信者は分散、宗教は「共産主義的」な文化活動へと姿を変えた。
屋外の仏像数百体を隠すよう命じられる寺院
中国東部、福建省と浙江省にある寺院を訪れても仏像は拝めないかもしれない。中国共産党が「宗教の伝播を阻止する」ため、像を覆い隠すよう命じているからだ。
寺院制圧を誓う地域当局「習近平主席が解体せよと言えば我々は従う」
歴史の新旧に関わりなく、仏教、道教、民間信仰の寺院への抑圧が続いている。正当な政府の認定証や承認を取得していても取り壊されてしまうのだ。
中国西部のモスク損壊キャンペーンで高まる回族のムスリムの懸念
中国共産党は回族のムスリムの信仰と習慣を根絶する組織的な計画を実行している。数々の建造物がイスラム関連のシンボルを取り除く「改装」がなされている。