古代都市で仏寺の取り壊しが続く
習近平が主席になって以降、中国政府は宗教に代わり政治家を崇拝するように強要することで、文化大革命を再び行おうとしている。
段階的に文化遺産を破壊する中国政府
文化大革命以来、仏教と道教への最も激しい取り締まりが現在行われており、中国全土で歴史的な寺院や仏像が破壊されている。
勢いが増す宗教の中国化
ここ数か月間、中国で認められている宗教をすべて「中国化」する動きが勢いづいてきている。その証拠は、文字通り風にたなびくあるものに見て取れる。
中国共産党は教会を老人ホームや工場に作り替えている
今年だけで、河南省では多数のプロテスタントの三自教会が閉鎖されるか、完全に破壊された。閉鎖や破壊を免れた教会は、礼拝以外のことに使われるようになっている。
カトリック教徒、巡礼の地で教会を閉鎖され、屋外でミサを実施
19世紀に建設された、山西省洞児溝の教会と教区は近隣の信徒と巡礼者を多く引きつけてきた。しかし、今年7月、この教会は使用を禁じられたため、信徒は野外でミサを行っている。
寺院の取り壊しが現地の住民の暮らしを圧迫
湖北省武漢市の当局は全国的な運動の一環として、10月に高さ36メートルの観音像を取り壊した。仏教の聖地の破壊は、宗教の自由への攻撃だけでなく、地域経済への打撃を意味する。
河南省政府が仏教施設を襲撃する
9月、地元信者が巨大な仏像2体を守ろうとしたが、政府は撤去した。
当局、撤去できない十字架を燃やす
政府が管理する河南省のプロテスタント系三自愛国教会は2015年から弾圧を受けている。今年の9月、教会の主要な象徴である十字架が破壊された。
傷つきながらも寺院を死守しようとした仏教徒
8月下旬、浙江省の当局が寧波市の寺院を取り壊し、抗議する信者を激しく殴打。
商業施設から宗教に関連する言葉や象徴が入った看板が撤去
河南省の当局はホテルやスーパーマーケット等の商業施設の経営者に対して、宗教に関連する言葉や象徴が入った看板の撤去を命じた。この命令に応じない場合は相応の処分が科される。
全身黒ずくめの集団、三自愛国教会を取り壊す(動画)
当局は100人以上の作業員を雇い、沈陽市にある政府公認のプロテスタント系三自愛国教会の施設を取り壊した。そのうちの約80人は黒い服に身を包み、マスクをしていた。
寺に設置された毛沢東像(動画)
中国全土で数多くの仏教の寺院が破壊され、寺院の跡地には仏像に代わり毛沢東の像が建てられている。