出典:Radio Free Asia(ラジオ・フリー・アジア)
日付: 2018年7月8日
ラジオ・フリー・アジア(Radio Free Asia)の報道によると、 欧州で中国への抗議活動を何度か率いた中国人の人権活動家、馬永濤(マー・ヨンタオ)は、政治亡命の申請を却下された。オランダから中国に強制送還される直前に、オランダと国際的な人権団体が介入したおかげで、強制送還は土壇場で回避された。
ラジオ・フリー・アジアは、馬永濤の場合、中国の組織的な圧力により、政治亡命か却下されたと考えている。その一方で、土壇場で強制送還が回避されたことで、非政府組織の介入が効果的になる場合もあるとわかり、同様の事例に希望を持てる。
今週のBitter Winterは、キリスト教系新興宗教「全能神教会」の地域リーダー、鄒徳美さんの状況について報道した。彼女は米国から中国への強制送還に直面しており、人権と宗教の自由の大手十組織は、鄒さんを強制送還しないよう、トランプ大統領に要請した。
馬永濤の法的立場は依然として不明である。
写真:中国の人権活動家、馬永濤(右)が、オランダ・ハーグ市の国際司法裁判所前でデモを行っている。劉興聯(リウ・シンチァン)の厚意により掲載。