新疆ウイグル自治区(非公式には新疆)
ウイグル族が人口の最大の割合を占めるが、住民の7%はカザフ族である中国の「自治」区。イスラム教徒が大多数を占めている。世界ウイグル会議や他のウイグル人組織は、同地域が再占領された(1760年から1860年にかけても、占領されていた)後の1884年に、中国王朝が強要した「新たな国境地」または「新たな境界地」を意味する新疆という名称を容認していない。ウイグル人は、第1次東トルキスタン共和国(1933年)と第2次東トルキスタン共和国(1944年-1949年)として知られる、2つの短命だった独立国家の名称として使用されていた「東トルキスタン」の使用を求めている。「新疆」と「東トルキスタン」はともに問題を含む名称のため、アメリカ人研究者のリアン・サム(Rian Thum)氏はどちらの名称でもなく、同地域の古代の名称「アルティシャフル」(「六城の地」)の採用を提案したが、学術界の外ではほとんど使用されていない。