中国政府が9月中旬に陝西省西安市内で実施した一斉検挙キャンペーンで、少なくとも全能神教会の信者26名が逮捕されたと推測されている。
省および自治体公安部は合同で、キリスト教系新興宗教団体、全能神教会の信者の一斉検挙を、西安市全域で計画・実施したと、中国共産党の内部情報提供者が明かした。
9月17日、西安市東部で全能神教会の信者3名が警察に尾行され、自宅の住所を特定された後に逮捕された。この日は一斉検挙に向け、警官約20名が配備されたという。この地域に住む別の信者も2日後に逮捕され、翌日の午前中に自宅が家宅捜索された。
9月18日、警察は西安市西部に住む信者6名の身柄を拘束し、現金約8000元(約13万円)と8500元(約13万7000円)相当が預金されている銀行カード1枚を押収した。
市内北部では警察の尾行後、全能神教会指導者3名と信者13名が逮捕され、高性能デスクトップ型パソコン10台(パソコン1台につき1万元超(約16万円)と現金7万元(約113万円)が押収された。
逮捕された信者16名の行方は現在も分かっていない。
市内の別の地域でも全能神教会信者と指導者が逮捕されているが、現在も逮捕者の情報は確認できていないと、情報提供者は言う。
姚長進による報告