出典:中国からの直接の報道
日付:2018年7月2日
2017年10月、中国共産党は雲南省昆明市宜良県北古城鎮で暮らすキリスト教信者の夫婦の自宅を家宅捜索しました。令状も見せずに多額の現金と所有物を押収し、夫婦を逮捕しました。家族は勾留中の妻と連絡が一切取れない状態にあります。
情報提供者は、公安局偵察部が家庭教会で働く、李璇(リ・シュエン)さんとその夫の楊磊(ヤン・レイ)さん(共に仮名)の自宅を違法に家宅捜索し、現金6万元と11万元分の受領書、ゴマ油やパイロットビスケット(硬いクラッカー)などの商品5キロを押収したと明かしてくれました。
この様子を目撃していた人は「警察の家宅捜索中、李璇さんの娘が泣きながら警察に『父と母はこれだけのお金を稼ぐために一生懸命働いてきました。これは弟の結婚資金です。皆さんに奪われたら、私たちはどうすればいいのでしょう?』と訴えていましたが、警察は全く取り合いませんでした」と言います。
この夫婦を知る目撃者は「警官にはモラルなどない!李璇さんとその夫は実直な働き者だ。2人は神を信じているだけで罪など犯してない。なのに警察は2人を逮捕した上、すべてを奪っていった。違法行為をしているのはどっちだと言うんだ?『かつて強盗は山に隠れていた。今は、強盗はバッチの裏に隠れている』という格言は真実をついているよ」と言いました。
李璇さんの夫の楊磊さんは信仰のために宜良県拘置所で1ヶ月勾留され、その後6ヶ月間の懲役刑が下され、刑務所の外で服役しました。李璇さんは逮捕から6ヶ月以上が経ちますが、消息は不明のままです。