日付: 2018年7月5日
人権と宗教の自由の非政府組織9つがドナルド・トランプ米国大統領に書簡を送付して、中国のキリスト教系新興宗教「全能神教会」の四省におけるリーダー鄒徳美の件に介入するように要請した。鄒はミシガン州デトロイトに拘束されているが、Bitter Winterの昨日の報道によると、彼女は直ちに中国に送還される恐れがあり、その場合、処刑される。
鄒徳美は中国で禁止されている宗教のリーダーの1人として指名手配されている。その捏造された罪状は、中国の軍事秘密を外国に売ったというスパイ活動と(外国との)協力であり、中国では死刑にされることがある。
命の危険を感じた鄒徳美は中国を去り、身分証明を持たず、偽造パスポートで米国に入国した。そのため、アメリカ当局は彼女が本当に鄒徳美であることを示す証拠がないという結論に達した。もっとも既に米国への亡命が認められている全能神教会の2人の信者など3人の証人が、彼女は名乗っているとおり本当に鄒徳美本人だと証言したのだが。
トランプ大統領への書簡で、署名者は矛盾ある状況を指摘している。中国における人権と宗教の自由を守る立派なキャンペーンに積極的に参加している米国が、今や信仰で迫害されている中国人キリスト教徒を死に追いやる恐れがあるのだ。
米国大統領への書簡全文。