中国共産党、「黒社会を一掃し、悪を排除する」との名目で権益保護を訴える村民に実刑判決
このほど、福建省で村民の権利のために立ち上がった活動家の李新林（リ・シンリン）（仮名）さんに禁固11年の判決が下された。Bitter Winterは、中国共産党が「黒社会を一掃し、悪を排除する」という口実で、李新林さんとその他6人を逮捕し、判決を出すまでの事件の一部始終を振り返る。
中国の人権
拘束されたイスラム教徒、豚肉を食することを強要される
警察が回族のイスラム教徒14人に対して、文化と宗教的伝統に背くよう強要して、精神的ダメージを与えた。
警察、薬を取り換えて、拘束した患者に投薬
警察はあるキリスト教徒への投薬を拒否していたが、その後、薬を取り換えて投薬した。このため、このキリスト教徒は病気を再発させた。
高齢のキリスト教徒が棄教を強要される
中国の当局は特別手当と年金を打ち切ると脅し、市民に棄教を強要している。
全身黒ずくめの集団、三自愛国教会を取り壊す（動画）
当局は100人以上の作業員を雇い、沈陽市にある政府公認のプロテスタント系三自愛国教会の施設を取り壊した。そのうちの約80人は黒い服に身を包み、マスクをしていた。
人権活動家黄琦氏が危篤状態となる
中国で勾留中の人権擁護にかんするウェブサイトの創設者が病気の末期症状に苦しんでおり、母親が国際社会に支援を呼び掛けている。
中国共産党が信者から金銭を搾取する
中国政府は保釈手続きを利用し、信者から金銭を搾取して利益を得ている。
福建当局、暴漢を雇い農民を殺害
今年初め頃、ある農民が自分の財産と権利を守ろうとして死亡した。家族は正当な賠償を得られていない。
キリスト教徒の男性宅が警察により取り壊される
安徽省在住の男性が法執行官により嫌がらせを受けた後、宗教集会を開いていたとして自宅を取り壊された。
韓国を訪れた牧師への迫害
安徽省三自教会（三自愛国教会）の牧師が6年間も厳しく監視されている。
全能神教会信徒、長期間監視される
全能神教会の信徒が逮捕され、長期間監視され、基本的人権が侵害されている。
国連、中国による信教の自由の侵害を非難
国連の全ての加盟国は、5年おきに国連から人権に関する報告を受けとることが義務づけられている。中国に関する報告は今年の11月6日に行われ、第一回目の報告書では、信教の自由の甚大な侵害が明らかとなっている。
