政府職員「寺院の中に仏像を置いてはいけない」 北京からの視察を前に仏像を破壊
中国東部の山東省で先月、中央の宗教視察班の訪問が実施され、膨大な数の宗教的シンボルが取り外されただけでなく、教会堂や寺社も取り壊された。最新の報告によると、省 の役人は中央政府の訪問に備えて仏像も迫害の対象にしているという。
強制取り壊し
中国、4体の人気観音像を取り壊す
中国共産党の宗教の巨大像との闘いは全国規模で続いている。最近は河北省、山東省、山西省、浙江省で犠牲が出た。
河南省で続くイスラム教の「中国化」
モスクや住宅街であれ、店の看板であれ、イスラム教のシンボルは当局の手によりことごとく変更、破壊されてきた。このキャンペーンが今、河南省で本格的に稼働している。
全国で進む反イスラム運動 1億元の投資のハラールのレストラン街は破壊された
河北省と吉林省では、アラビア語やハラールを示す看板が、回族のムスリムが経営する店から撤去され、イスラム建築が取り壊されている。
寺院の取り壊しで、ホームレスに
湖北省当局は仏教の取り締まりを強めている。でっち上げの理由で寺院を壊し、他に生活手段のない高齢の所有者を見捨てている。
中国東北地域において1,200体以上の仏像が撤去
中国共産党が遼寧省と吉林省で屋外にある大型の宗教シンボルに反対するキャンペーンを強化している。
陝西省鳳県にある千年の古刹、消災寺から45体の仏像が撤去される
「世界一の祈福の聖地」と絶賛された消災寺に当局は打撃を与えた。高さ調整が可能な「滴水観音」像を含む計45体の仏像が解体されたのだ。仏像が取り壊されて、苦しんでいるのは仏教徒だけではない。訪問者が減少し、現地の経済も痛手を受けている。
中国共産党に忠誠心を示す役人たちが1つの村で4寺院を破壊
中央政府要人の訪問に駆り立てられ、河南省の地元当局は「宗教関連業務」を新たな段階に押し上げた。すべては共産党に気に入られるためである。
中国では霊園の仏像も排除の対象になる
屋外の大型の仏像に対する運動の対象が、今度は墓地に広げられた。仏とともに安らかに眠ることは許されないようだ。
2年間に2度だまされ、教会堂を失った信者たち（動画あり）
当局は、河南省の三自教会を再建する約束をして破壊したが、再建どころか、新しい教会堂の建設を取り締まっている。
河南省の三自教会にさらなる打撃
河南省には信仰を持つ人々の数が極めて多く、教会に対して文化大革命スタイルの取り締まりが続いている。
短期間に次々と封鎖される河南省の寺院
河南省当局は仏教寺院や道教寺院の取り壊しを続け、同時に歴史的遺跡を破壊している。
