香港系の家庭教会が取り締まり対象に
香港の民主化運動の影響が中国本土の住民に及ぶのを防ぐため、中国共産党は「不安定」とみなす団体に対する規制を強化している。その矢面に立っているのは信仰を持つ人々だ。家庭教会を取り締まるのは、「香港の暴動」が制御不可能な影響をもたらすのを防ぐためだ、といくつかの地域の政府職員は主張した。
香港
手袋と呼び鈴を香港に郵送し逮捕される
中国共産党が郵便、宅配サービスの統制を強化し、香港、北京などの「要注意」地域に特に厳しい措置を課している。輸送禁止物品のカテゴリーの数は数10点から100点近くにまで増え、「禁制品」を送ったために逮捕される人も出てきている。
中国本土に支配される香港と台湾の住民
逃亡犯条例改正案反対に端を発した香港の民主化推進デモは既に4か月近く続いており、世界中から支援を集めている。一方、中国の政権は反対運動を「香港独立暴動」と表現し、それを弾圧するための対策を香港市内と中国全土の両方で行っている。香港および台湾と中国間の人の行き来を制限し、情報と出版物を管理しているのだ。
物品輸送を禁じて香港の抗議活動を抑圧
今後、マスク、ヘルメット、傘をはじめとする「要注意」物品を、中国本土から香港と近隣地区に輸送することはできなくなった。違反者は「反テロ法」、また「国の安全を脅かした」として処罰される。
中国共産党が香港の学校で社会信用スコアを試験的に施行
中国の悪名高い社会信用システムは、市民に残された権利と自由を徐々に奪い取る脅威である。そして今、このシステムが香港の学校に導入され、スコアの低い学生の教育を脅かしている。
「香港デモに参加した若者の教育を失敗」と非難する中国共産党の言う教育の「成功」とは
香港で逃亡犯条例改正案反対運動の推進力の役割を果たしている若者は 人権 と自由の擁護を求める強い情熱で称賛を集めている。しかし、北京はこの思いに共感せず、香港の大規模な「不服従」は、若者の教育の「失敗」が原因だと考えているのだ。それでは、中国共産党の言う教育の「成功」とは何か？
香港の抗議活動: カトリックが担う役割
香港のカトリック教会の過去、現在、未来 – そしてバチカンが下す決定が抗議活動の運命に重くのしかかる。
Bitter Winterがマカオと香港のカトリック教徒に紹介される
2018年7月6日、マカオと香港で発行されているカトリック雑誌O Clarimが、Bitter Winter創設の経緯とBitter Winterへの期待を尋ねたマッシモ・イントロヴィーニャ編集長へのインタビュー記事を掲載した。このインタビューは英語で発行されたが、ポルトガル語でも短縮版が発行された。O Clarimの社主は、マカオのローマカトリック教区である。
香港の正義和平委員会は、カトリック司教崔泰（チュイ・タイ）の釈放を要求している
UCANewsによると、5月29日に香港の正義和平委員会が声明を発表し、ローマカトリック河北宣化教区の崔泰協働司教の釈放を中国政府に要求した。彼はいわゆる「地下」教会の牧師で2018年4月に連れ去られて以来、消息不明である。同委員会は彼に医療ケアを受けさせ、河北省の他の聖職者も釈放するように求めている。
