宗教と民族の伝統に対する弾圧が、回族と漢族の中国人が築き上げてきた関係を破壊している。
回族ムスリムがイスラム教の祝祭で愛国歌斉唱を強いられる
敬虔な信者に共産主義思想を強制し、その生活から宗教的教義と価値を排除しようとする政権が中国各地のモスクを「中国化」している。ムスリムにとって重要な祝日である犠牲祭とイド・アル＝フィトルは「党への愛を示す祝祭」になっている。
中国のイスラム教
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回族のイスラム文化は破壊されつつあるのか 河南省と寧夏回族自治区でイスラム教の粛清が進む
モスクは厳格な監視体制下に置かれ、イスラム教の象徴は撤去されている。また、イマームによる説教は規制され、公共の場でのアラビア文字の利用は禁止されている。中国中央部の河南省、そして、北西部の寧夏回族自治区に住む回族のムスリムは大きな打撃を受けている。
イマームを教化し、共産主義思想を広めさせる
モスクからドームや三日月と星のシンボルを撤去する一方、中国共産党はイマームに対する統制を強め、「思想変換」を加速させている。イマームは政治研修受講を頻繁に要求され、研修中に習ったことをモスクで話し、会衆の間に広める必要があります。ある政府職員が「全民族が共産党に従わなければならない。従わない民族は滅ぼされる。」と言った。
河南省の名高いイスラム建築の鄭州北大モスクが「中国化」される
イスラム教改革の5か年計画の一環として、モスク外観の中国風への改造、回族文化の抑圧が行われ、河南省省都である鄭州市のムスリム住民の間に怒りを引き起こしている。
イスラム文化が内モンゴル自治区の通りから消える
アラビア様式の建築の象徴（ドーム、アーチ、色ガラスのタイル）は、内モンゴル自治区の省都であり、主に回族が住むフフホト市にあるイスラム文化通りのシンボルであった。現在、この象徴は姿を消し、華やかな通りから美しさが失われている。
河南省で第11回少数民族運動会が開催 イスラム教のシンボル排除で民族統一を演出
9月8日、中国中央部、河南省鄭州市で第11回全国少数民族伝統体育運動会が始まった。中国共産党は今年の競技会を利用し、中国の民族の団結と「ひとつの家族」という調和したイメージを作り出した。この競技会の開催前に、おびただしい数の民族的、宗教的シンボルが鄭州市のモスクから強制撤去されている。
河南省: 50棟のモスクからイスラム教の象徴が撤去 伝統的なドームが姿を消しつつある
中国共産党が中国全域のイスラム教を「中国化」する運動を実行しているため、イスラム教を象徴する三日月と星、そして、伝統的なドームが姿を消しつつある。
回族のムスリム「空前の信仰の危機に直面している」
中国共産党がイスラム教そのものに対する統制を強めるにつれて、長年、共産党に忠誠を誓ってきた「善良」な回族のムスリムが、その優先的な地位を失い、民族性と信仰だけを理由に迫害の被害者となりつつある。
河南省 回族ムスリムの信仰を集中的に取り締まる
中国中央部、河南省の洛陽市は回族ムスリムが集中している。2017年12月にイスラムに対する新たな法律が施行され、続いて新疆外に住む全中国人ムスリムを「中国化」する5か年計画が始まって以来、市内ではイスラム関連のシンボルが消えつつある。アラビア語の看板やアッラーフ・アクバル（アッラーは偉大だ）といった語句は撤去、もしくは覆い隠されている。
回族居住区の「中国化」 住民の間に広がる懸念
中国の回族ムスリムの居住区から、昔ながらのイスラム様式の建造物やムスリムの信仰に関連する看板が消えている。
西寧市の東関モスクで中国共産党の思想がコーランに取って代わる
青海省の西寧市に位置する東関モスクは中国北西部の4大モスクの1つに数えられる。かつては中国全土で最大数のムスリムが礼拝に参加していた。中国共産党の宗教を「中国化」するキャンペーンの推進につれ、この歴史あるモスクは徐々に政府の支配下に入り、ついには地元の回族ムスリムのコミュニティまで崩れ去ってしまった。
中国西部のモスク損壊キャンペーンで高まる回族のムスリムの懸念
中国共産党は回族のムスリムの信仰と習慣を根絶する組織的な計画を実行している。数々の建造物がイスラム関連のシンボルを取り除く「改装」がなされている。
