政治指導者を崇拝しないことで罰せられた寺院
中国の過去そして現在の指導者を唯一の「神」に仕立て上げるため、その像と肖像画が宗教施設に据え置かれている。
宗教弾圧
宗教関連施設の監視に使われる先端技術
当局は衛星測位システム、空中ドローンをはじめとする先端技術ツールを使い、信者の監視を行っている。
解体された河北省の仏像工場
中国共産党は根幹から仏像を取り締まっている。仏像を鋳造する工場は政府の攻撃の新しい標的になった。
家庭教会の閉鎖を続ける河南省当局
家庭教会の集会場には強制捜査が入り、聖書や宗教関連の記事は押収されて、信者は監視拡大のため登録、写真撮影されている。
聖書と宗教に関する書物の郵送が禁止される
中国政府は郵送業者に対し、宗教に関する書物の流通を行った場合に多額の罰金を科している。政府は宗教関連の書物を同国から根絶することを目標に掲げている。
守望教会：北京最大のメガチャーチの栄枯盛衰
長年の抵抗の末、最後の取り締まりがとどめとなり、中国最大の家庭教会の1つが25年の歴史に幕を下ろした。
政府の検閲の新しいターゲット：「ポルノと違法な出版物」
Bitter Winterは2月、中国江西省のある都市で発行された文書を入手した。この文書では、「ポルノと違法な出版物を根絶するための業務は、党のイデオロギーに関わる業務を管理するための重要な出発点である。」と明記する。文書では、その取り組みの中で、共産党が絶対的なリーダーシップを発揮し続けると力説する。
新疆：世界最大の屋外刑務所
「脱過激化」を図るという大義名分のもと、中国当局によるウイグル族、カザフ族などの新疆に暮らすイスラム教徒に対する迫害は、彼らの生活のあらゆる面に影響を及ぼしており、イスラムの伝統は絶滅の危機に瀕している。
「中国化」の犠牲：旗を掲げて亡くなる
湖北省のある道教寺院の住職は、寺院の門前に中国の国旗を掲揚するよう命じられた。彼は病気になり、旗竿の根元で倒れて亡くなった。
河南省夏邑県で中国共産党職員が十字架を全撤去
政府当局が中国の宗教根絶キャンペーンを続ける中、宗教のシンボルが撤去されている。
回族居住地域で反ハラールの取り締まりが激化
中国共産党は新疆だけでなく、回族のムスリムが住む地域で「ハラールの普及」に対する迫害と取り締まりを続けている。
キリスト教徒とその慈善活動、医療支援、名刺にも制限をかける中国
ごく平凡な人道主義活動であってもキリスト教の福音宣教に関わりがあれば、中国共産党から違法扱いで禁じられる。
