中国政府が目指すのは、教会のイデオロギーを体系的に変革することによって、共産党の特色が色濃く反映された「宗教的」集団を創設することにある。
騙されて教会を失うキリスト教徒が続出
昨年、中国南東部、江西省上饒市の鄱陽県にあるキリスト教施設の大半から十字架が取り外された。2019年1月14日に江西省の統戦部の曹国慶（ツァオ・グオキン）副部長が実地調査を行った後、当局は教会に対する取り締まりを強化した。残っていた十字架を一つ残らず取り除くためだ。
中国三自教会
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河南省の三自教会にさらなる打撃
河南省には信仰を持つ人々の数が極めて多く、教会に対して文化大革命スタイルの取り締まりが続いている。
友人を家に呼んで逮捕される
中国の当局は、家で友人をもてなす行為さえも不審な宗教活動と見なす。政府公認の教会の信者も例外ではない。
牧師の試験の合格基準は党への従順度
河南省の当局は三自教会の牧師を徹底的に審査する取り組みを実施している。「愛国心のない」牧師を排除することがその目的だ。
わずか10分で取り壊された三自教会の動画
河南省の政府公認のプロテスタント教会が、また一つ当局の宗教弾圧の犠牲となり、たった10分強で瓦礫の山と化した。
キリスト教徒にも「学習強国」アプリの利用が義務づけられる
数千万人の党員と公務員に加え、三自教会のキリスト教徒にもモバイルアプリの「学習強国」の利用が義務づけられている。
フェイクニュースで教会の強制解体を隠蔽
工事中の教会堂を破壊した後、当局は、取り壊したのは「建築法違反の私有建造物」だったと主張する報道資料を提出した。
河南省で三自教会が、次々と閉鎖される
当局による三自教会の取り締まりが止む気配はない。封鎖、閉鎖される教会が相次ぎ、信者たちが暴行を受けることもある。
宗教関連施設の監視に使われる先端技術
当局は衛星測位システム、空中ドローンをはじめとする先端技術ツールを使い、信者の監視を行っている。
政治的訓練：「赤い」説教者の育成
三自教会の牧師が「思想の転換」を強制されている。キリストと同列に習近平主席と毛沢東主席についても説教しなければならず、従わない場合は説教許可が取り消される。
河南省夏邑県で中国共産党職員が十字架を全撤去
政府当局が中国の宗教根絶キャンペーンを続ける中、宗教のシンボルが撤去されている。
党への不服従：57名の三自教会の説教者が説教許可を取り消された
政府が支配する三自教会で説教者になることは、もはや迫害からの解放にはならない。
