違法な建築物ではないにもかかわらず、中国政府は新たに1練の教会を取り壊した。
2018年4月、河南省漯河市の当局が政府公認のプロテスタント系三自愛国教会の施設を取り壊した。当局は計画と建設の違法性を主張していた。
解体業務に参加する人物から、家庭教会の信者の劉(リュウ)さんのもとに、取り壊しに関する電話があり、劉さんはこの教会の責任者である張順(チャン・シュン)(仮名)に連絡した。その後、劉さんは教会の同僚に注意を喚起し、教会に急行した。
しかし、劉さんたちは教会に近づくことはできなかった。3名の女性の職員は車の中に監禁され、警察に携帯電話を押収されてしまった。教会の関係者は午前6時まで制止され、釈放された時には教会は取り壊されていた。
取り壊しは日曜日の夜に始まった。約200名が作業に加わり、20台の重機が用いられたという。椅子は持ち出されたものの、掘削機により教会の建物は跡形もなく取り壊されてしまった。
警察側の責任者、呉德宇(ウー・デユ)は、取り壊しの中止の要請には応じなかった。信者は、教会の建築は合法であり、書類にも不備はないと抗議した。しかし、呉氏は「これは国家計画の一環であり、教会を取り壊さなければならない」と答えた。
江涛による報告