安徽省蚌埠市の地方裁判所は、異端宗教に携わったとして、全能神教会の24名の信者に罰金刑と各信者に刑期の異なる懲役刑を科しました。
2018年7月26日、安徽省蚌埠市の禹会地方裁判所は「邪教集団を利用して法律の執行を弱体化させた」として、全能神教会の24名の信者に罰金刑と懲役刑を科しました。具体的には、2名に5年6ヶ月の懲役と1万元の罰金、4名に4年の懲役と8000元の罰金、12名に3年6ヶ月の懲役と8000元の罰金、6名に4~5年の執行猶予付き3年の懲役と4000元の罰金が科されました。
地域にいる全能神教会の信者を何ヶ月も尾行、調査した後、蚌埠市公安局は2016年7月17日に、信者逮捕専門のプロジェクトチームを編成していたと、事情に詳しい関係者は言います。
8月29日、地域政府は市内の高度技術産業開発区と禹会区、淮上区、竜子湖区にある教会の5つの集会所に、100名以上の警官を派遣し、教会を取り囲んだうえで、36名のキリスト教徒を逮捕しました。警官はその後、違法な家宅捜索を行い、価値の高い物品を略奪しました。
逮捕された信者は「邪教集団を利用して法律の執行を弱体化させた」疑いで蚌埠市公安局に2日間勾留され、その後、蚌埠市第一拘置所と第二拘置所に送致されました。キリスト教系新興宗教団体の全能神教会は1995年に中国政府から邪教団体と指定されて以来、政府から迫害を受け続けています。この教会に関わることは中国刑法第300条により逮捕、勾留、拘留につながる犯罪とみなされています。
江濤による報告