出典:中国からの直接の報道
日付: 2018年7月7日
両親や家族が逮捕され、「再教育」のための強制収容所に送致されたため、200名を超えるイスラム教徒のウイグル族の子供(7~17歳)が新疆ウイグル自治区博楽市の福祉施設で生活し、30名の教師が孤児たちの世話をしています。
内部情報提供者は、これらの子供たちは皆、何世代にも渡りイスラム教徒である家族のウイグル族だと言います。両親や祖父母をはじめとする家族全員が中国共産党政府に連行され、中には5年以上の懲役刑が下された人も、再教育・改宗のための強制収容所で集中講義を受けさせられている人もいます。
「こんな子供たちはもっといるが、福祉施設には全員を収容できるスペースがないため、これが限界です」と情報提供者は言います。「子供たちは感情的に不安定で、魚の骨や洗濯用の洗剤を飲んで自殺を図ろうとするなど、問題を起こす子供もいます。福祉施設は刑務所なのかと尋ねた子供もいました」この福祉施設は今年3月に竣工され、同時に子供たちが送致されてきました。
中国共産党政府は、宗教の「中国化」(各種宗教を中国の社会主義思想に合わせて変えること)を目指し、新疆ウイグル自治区やその他地域で恐ろしい民族・宗教の迫害を実施しています。約100万人のイスラム教徒が逮捕され、強制収容所で収容されているという推定もあります。専門家は新疆ウイグル自治区の「再教育」のための強制収容所は深刻な人権侵害であると警鐘を鳴らしています。