宗教を迫害するのに新たな手を打つ共産党政府
中国全土の省や市において習近平の宗教政策が十分に実施されているかを全国規模で監督する仕組みが導入されて以来、全国の信者たちは信教の自由に対する一層厳しい取り締まりに直面している。
河南省の家庭教会、政府に抵抗したため閉鎖される（動画）
河南省南陽市にある賛美派の家庭教会の責任者が政府公認の三自教会（三自愛国教会）に加入することを拒んだため、警察が集会場所に押し入り、閉鎖となった。
中国当局によって、ホームレスとなった仏教の貫主
今年3月、ある寺が閉鎖され、住み込んでいた僧侶たちが立ち退きを命じられたが、何度もこの寺に戻ってきている僧侶がいる。他に住む場所がないためだ。そのたびに地元の役人に見つかり、その場を離れるように命じられてきた。
当局が九華山の仏教の聖地を取り締まる
中国4大仏教名山のうちの一つ、九華山の記念参道が強制的に取り壊され、九華山仏教協会の会長が自宅に軟禁された。
日曜礼拝から引き離すため、無神論宣伝と文化イベントを実施
中国の一部地域の政府は、宗教活動に参加しようとする人々の意識を別のものに向けようと、礼拝所の近くでイベントを開催している。
迫害に屈さず信仰を続けるキリスト教徒たち
教会が次々に閉鎖・解体に追い込まれる中で、信者たちは外が暗くなるまで待つか、人目をはばかった場所で信仰を続けることを余儀なくされている。
7年前に収用された土地の返還を求め、村民が抗議（動画）
適切な補償もなく土地を違法に転用されたとして抗議した村民を、河南省の警察官が暴行・逮捕した。被害者の中には身体に障害を持つ女性もいたという。
中国共産党、秘密裏に中国全土で宗教政策の監督を実施
2018年9月、中央統一戦線工作部（UFWD）は初めて中国全土を対象とした監督プログラムを実施した。これは中国共産党の中央委員会が開始したプログラムであり、中国全土の省と自治体の宗教政策の実施状況をチェックするものである。
全能神教会の上級幹部に懲役13年の判決
去年6月、当局は山東省全能神教会の上級幹部の包曙光（バオ・シュグアン）さんを逮捕した。そして今年10月、包曙光さんと、4人の上級幹部に長期の懲役刑の判決が下された。
当局による嫌がらせと献金の略奪
河南省永城市の地元当局は、中国政府公認の2つの教会を強制捜査し、献金を押収した。一方の教会は完全に閉鎖され、資産もすべて押収されたため、信者は集会を開けなくなった。
河南省で130人のキリスト教徒が強制捜索後に勾留される
政府非公認の使徒教会に中国全土から信者が集まり、集会を行っていたところ、現地の党の幹部から情報を得た200人近くの警察官が突然乱入した。
警察に犯罪人扱いされた日曜学校の子供たち
河南省の警察は違法に教会を弾圧するだけでなく、幼い子供たちにも嫌がらせをし、脅した。
