複数の省の機密文書が公開され、全能神教会への新たな弾圧が始まる
省政府の機密文書から、プロパガンダの影響で残忍な弾圧がエスカレートし、信者の逮捕が続出していることが明らかになった。
中国のキリスト教
中国のキリスト教弾圧について独占報道。教会は取り壊され、十字架は焼き壊され、聖書は書き変えられ、教徒は暴力で鎮圧された。もっとも真実的で、貴重な現地写真や動画を提供。
「彼らは母を殺し、父を逮捕した」 鄒徳美さんが語る父の日の回想
Bitter Winterの読者は鄒徳美さんの体験をご存じだろう。2016年まで、中国国内の4つの省（雲南省、貴州省、直轄市の重慶市、四川省）の全能神教会の地域リーダーを務めていた。2017年に中国を脱出し、長い闘争の末、2019年に米国に留まることを許可された。6月16日は米国では父の日にあたる。鄒さんが父親のこと、そして迫害のため父親に連絡がとれない状況を語った。
賛美歌を「中国化」 共産党を称える歌に変更
宗教活動が愛国的な思想と伝統的な中国文化に強制的に差し替えられ、教会は、改宗を目的とした演劇や歌劇を上演するよう強いられている。
米国：全能神教会の幹部、鄒徳美さんが釈放を勝ち取る
Bitter Winter及び複数のNGOが支援した運動により、中国の4つの省で全能神教会を指揮していた鄒徳美（ゾウ・ドゥメイ）さんがついに釈放された。鄒徳美さんは偽造パスポートを使って米国に渡航し、拘束されていた。
福建省、湖北省の十数箇所の家庭教会は強制的に閉鎖された
過去2か月間に、湖北省、福建省、遼寧省で少なくとも10を超える家庭教会の集会場が強制的に閉鎖された。
監視カメラが淮陰区の155ヶ所の三自教会を包囲
中国における政府の管理下に置かれている教会の信者は当局の徹底した監視を受け、個人のプライバシー及び信教の自由を侵害されている。2019年2月、江蘇省淮安市淮陰区のプロテスタント系三自愛国運動委員会の会長が報告書の中で、2018年、同区の170ヶ所の政府公認のプロテスタント教会のうち155ヶ所に監視カメラが設置されたと伝えた。そのうちの120ヶ所は通常の政府映像監視ネットワークに接続され、残りの教会は公安機関に接続されたという。
宗教関連施設の監視のために派遣された3人組
中国共産党は既に広範囲に及んでいる礼拝所の監視を各所に職員を配置して強化している。
厦門市の最も影響力を持つ家庭教会の一つ — 巡司頂教会が閉鎖された
北京の守望教会や成都市の秋雨聖約教会などの大規模な家庭教会は閉鎖された。その後の5月31日、福建省にある、70年近く前に設立され、有数の影響力を持つ巡司頂家庭教会が閉鎖に追い込まれた。そして、教会の牧師には莫大な罰金が科された。
中国共産党は「連座」と呼ばれる手段を通して キリスト教徒の家族を崩壊させている
高齢のキリスト教徒が全能神教会に関わったために逮捕された後、中国共産党はその孫たちの大学入学資格を剥奪し、家族が彼女との縁を断ち切るよう仕向けた。
教会堂前の「赤い」文化ショー、十字架の撤去 江西省鄱陽県が宗教に宣戦
中国共産党は、党を讃える内容の舞台による洗脳から十字架の撤去まで、穏やかな手段と厳しい手段を駆使している。宗教を消滅させるのが最終目標だ。鄱陽県は、キリスト教徒の多い中国南東部の江西 省 で最大の人口を抱える県である。地元当局は地域内の宗教信仰を取り締まるためにさまざまな手段を絶え間なく繰り出している。
中国共産党との取引にもかかわらず、三自教会の閉鎖、解体が行われる
「政府の要求に従わないなら、教会を閉鎖する」。中国政府の役人は、政府の政策をすべて飲ませるためにこのように頻繁にキリスト教徒を脅している。三自教会はこのような譲歩と引き換えにささやかな存続の余地を求めている。しかし、むしろ宗教の迫害は増加した。
河南省で多数の三自教会堂が国家に「寄付」される
中国共産党は省の各「地域」にひとつ三自教会があれば事足りると主張している。それ以外の教会堂は政府に「寄付」し、宗教と関わりのない用途で使われるべきだという。
